放射能汚染の恐れがある、或いは農薬汚染の恐れがあると言って、極端に中国産の食品を買わなくなった日本国民であるから、いくら政府が「直ちに健康に被害があるわけでは
ない」と声高に繰り返しても、福島県や近隣を生産地とする食品から手が遠のくのは、不思議ではありません。
ちょうどメイドインジャパンの米や日本酒などの食品輸出を政府を挙げて促進しようとしていた矢先なだけに、原発事故が全てをゼロに戻した感じがします。東京電力のしでかした事故は、どこまで日本の足をひっぱるのか。私共も、日本酒の輸出案件をやっていこうと思っていましたが、若干様子を見ざるを得ないと思っています。
日本の食品自給率向上という国家目標もある訳ですが、安全な食品を海外から輸入することも必要です。今年のFoodexで出会った、ネパールの有機栽培野菜・果物・コーヒー農家集団の日本への輸出を大きくしたいというニーズに、真剣に向き合ってみようかなと思っています。
またインド人のビジネスパートナーのルートでは、インドの水産業界が、是非日本への魚の輸出を増やしたいというニーズもあります。
このような、海外からの食品輸入ビジネスというものは、日本の既存の食品業界の閉鎖的な取引ルートになかなか乗らないのではないかという既成概念があるので、ついつい後回しにしてきているのですが、改めてプロジェクト化の検討をしてみようと思っています。
